つかの間の休息

2010年10月からはじまった下期において、僕はなんだか追い詰められていた。おそらく年齢相応のことだと思うが、仕事上の軋轢(自業自得の場合と他者の横暴など)、個人的な問題(社会人ドクターを取るための労力)、減量(健康のためにやっていたのだが・・・)などなど、いろんなことが絨毯爆撃のように降り注ぎ、四方から圧迫されるような感じだった。そのせいか、年末から年始にかけて、腰、左肩、首筋といったふうに、身体に鈍痛を覚えるようになった。しかし、ここ半年程度取り組んでいた論文執筆からいちよう解放され、 G 教授に草稿をメールしてから、ウソのように緊張感が抜け落ち、ずい分身体も軽くなった。原著論文を書き込むのはこれがはじめての体験だったこともあり、終わりが見えない不安というか、時間制限のある切迫感というか(早く博士号を手中にしたい!)、そんなこんながないまぜになって、心を重くしていたのだと思う。たぶん、10年前なら、間違いなく途中で投げ出して、投げ出したことに対する言い訳をくどくど並べていたことだろう。そう考えると、少しは成長したのかもしれない。逃げてもいいが、現実に目を背けてはならない。社会人になって今年で10年目になるが、それなりの紆余曲折を重ねただけの覚悟は持てたように思う。それを土台にして次はどうするのかを真剣に考える時期に来ているようだ。

今日は、昼食のため、なん年かぶりに「ひな野」のランチバイキングに行った。野菜をふんだんに使用した和食が売りで、お惣菜やら天ぷらやらがあっさり目の味付けで供されるので、食べやすい。3才以下の料金は取らないせいか、家族連れも多い。驚いたことに店内にはケーキ屋も併設されており、「竹糖」を使った和三盆ロールケーキが売られていた。しかし、あっさり満腹になり、90分間制限のところを1時間で退却。以前にくらべ胃袋がかなり収縮したようです・・・。