断片的な感想(1)
今週からエリック・シュローサー『ファストフードが世界を食いつくす』を読んでいる。まだ結婚する前の嫁はんにねだって買ってもらった記憶がある。それから10年に渡って「積ん読」状態だったが、ようやく文字に目を走らせるに至っている。画一的な生産・流通・販売システムは生活を歪めているという強い主張が感じられる(日本でも同様な「ファスト化」が起きていると三浦展の『下流社会』で紹介されている)。産業とは効率的に商品なりサービスなりを消費者に提供する営為を指すわけでは、それが消費者本位なのかという点が問題であり、一部の経営者が弱者を骨抜きにして搾取しているだけではないのか、という告発がなされているわけだが、実際どうしたものか。アメリカですら反対の声が圧殺される現状で、「うなずき合い」がまかり通る日本ではなにができるのか。そんな青臭い思いを書きなぐりつつ、STRUNG OUT 『Blackhawks over Los Angeles』を聞いています。かなりスキッとします。
- 作者: エリックシュローサー,楡井浩一
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2001/08/09
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 145回
- この商品を含むブログ (130件) を見る
- 作者: 三浦展
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/09/20
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 125回
- この商品を含むブログ (661件) を見る
- アーティスト: Strung Out
- 出版社/メーカー: Fat Wreck Chords
- 発売日: 2007/06/05
- メディア: CD
- クリック: 21回
- この商品を含むブログ (7件) を見る